一般的に「ホワイトニング」と聞くと、歯の表面に薬剤を塗布して白くしていく方法を思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、「ウォーキングブリーチ」はそれとは異なり、歯の内部に薬剤を封入し、内側から漂白する方法です。
この処置は、主に神経がすでにない歯に対して行われます。
というのも、歯の内部に穴を開けて薬剤を注入するため、神経が生きている歯には適用できないからです。
特に有効とされるのは、歯の神経が壊死し、それに伴って歯が変色してしまったケースです。
壊死した神経の残留物が歯の内部にとどまり、それが外側ににじみ出すことで変色が起こると考えられています。
この内部の残留物を漂白することで、変色の根本原因にアプローチできるため、歯の表面から薬剤を塗る方法よりも高い効果が期待できます。
治療は、通常3回程度を目安に行われます。
薬剤の漏れが最も避けるべきリスクであるため、施術時にはしっかりと封鎖を行いますが、おおよそ1週間が限界とされており1週間おきに処置を繰り返す形になります。
4回目以降は効果があまり変わらなくなる傾向にあるため、多くのケースでは2〜3回で判断することが多いです。
回数については患者様のご希望に応じて調整することが可能です。
なお、当院では1回あたり3,300円で、3回までの施術を行っており、回数の選択は患者様ご自身にお任せしております。