小児歯科について
お子様の体はたくさんの栄養を吸収して毎日どんどん成長しています。乳歯は、その成長を支え、健康な状態へ維持するために大切な役割を果たしています。食べ物を噛み砕いて吸収しやすくしたり、正しい発音をするためにとても重要です。
また、乳歯は永久歯が生えるスペースを確保し、正確な位置に生えるよう導く役割もしています。
乳歯はとても柔らかく、むし歯になりやすいデリケートな歯でもあります。しかし、お子様自身が自分の歯の重要性を理解し、正しく管理をすることはまだ難しいです。お子様が自分で歯を管理できる歳になるまで、親御様がしっかりとサポートしてあげることがお子様の大切な歯と健康を守るためにとても重要です。
小児歯科メニュー
フッ素塗布
フッ素を塗布することで、歯質を丈夫にすることができます。歯質が丈夫になるということは、むし歯菌が排出する酸に強くなり、初期状態のむし歯であれば再石灰化で歯を修復することができるため、むし歯の予防にとても役立ちます。
特に、乳歯は生えてから2年ほどは柔らかいため、むし歯になりやすい状態です。
フッ素の塗布を定期的に行うことで歯質が強くなり、むし歯になりにくい丈夫な歯になります。
シーラント
シーラントとは、生えて間もない歯の溝にフッ素を配合したプラスチック樹脂を埋め込むことで、むし歯を予防する方法です。
主に、一番奥に生えている奥歯の2本に対して行われます。奥歯は他の歯と比べて溝が多く、深さもあるため、食べカスなどが詰まりやすく、むし歯になりやすくなっているためです。
歯を削る必要がないため、痛みもなく、お子様にも負担が少ない有効的なむし歯予防の方法です。
歯石除去
毎日歯をきれいに磨いていても、ブラッシングだけでは落としきれない汚れ（歯石）が蓄積していきます。歯石を放置しておくと、口臭やむし歯・歯周病の原因となってしまいます。
歯石は歯垢が固まってできたものなので、歯垢が付着しやすく、菌の塊でもあるため、できるだけ早く取り除いた方が良いです。
当院では、歯科衛生士が専用の機器を使って歯をきれいにし、歯石を丁寧に取り除いて、むし歯の予防を行っています。
定期的に行うことで、常にきれいな状態を保つことができます。
